投資信託をはじめて買うけど、いろいろあるなぁ
何をどれだけ買えばいいんだろう?
このような疑問にお答えします
投資信託を買おうとすると、山のように投資信託がでてきます
リターンがどうとか、買い付けランキングがどうとか、いろいろあるので、なかなか選べないのが実情ではないでしょうか?
初心者向けとしましたが、特別高度なことをしないのであれば中級者以上でも基本的にこんな選び方になる、というものをお伝えします
僕自身もこの方法で選んでいます
記事が長くなってしまいましたが、投資信託をえらぶときに、この記事を何回もみながら選んでいただけると幸いです
結論:現在の僕の選び方
好みや方針でおおきくかわるところですが、僕はこの4つを選んでいます
- 先進国株式
- 新興国株式
- 先進国債券
- 日本債券
この4つのインデックスファンドで、それぞれもっとも手数料を安いものを選び、組み合わせています
なぜ、こうしているのか?
順番に鉄則、投資信託の種類の特徴の順番で解説します
鉄則を考える
具体的な選び方に入る前に、鉄則にあたるものをお伝えします
インデックスファンドを選ぶ
インデックスファンドは、長期的にみればもっとも確実です
インデックスファンドって、どんなもの?という方は、用語集の中で簡単な解説をしています
手数料はもっとも安いもの
手数料はもっとも安くするべきです
他の記事でもお伝えしていますが、いくらリターンが多くても手数料がたくさんとられてしまっては意味がありません
しかも、手数料が高いからといって、もうかる投資信託というわけでもありません
良心的なファンドであれば、ファンド自体がもうかって潤沢になれば投資家に還元できるように手数料をさげてくれます
つまり、手数料をさげてしまってもうまくいくぐらいもうかっているファンドといえます
リスクが高すぎるものはさける
リスクが高すぎるものは、さけるべきです
これは単に危ないから、ではなく確実性が下がるからです
リスク、というと単に「あぶない」とだけ感じる方がいますが、投資の世界ではリスクとは「振れ幅」です
つまり、リスクが高いものは振れ幅が大きい、という意味でよく言えば大きく儲けることができる可能性があります
そういった意味では魅力なのですが、反対に損をしたときにもしっかりと損をします
なので、ある程度のリスク(振れ幅)は必要ですが、おおきすぎると振り回されます
では、具体的にどんなファンドをさけるのか?
- ハイ・イールド
- ブル・ベア
このあたりはさけたほうがいいと思います
コモディティはさける
コモディティという言葉はイメージしにくいと思いますが、「モノの投資信託」と思ってください
具体的には、金や石油などです
手数料が高めなのと、金や石油そのものは成長しないので、株の投資信託のほうがオススメです
金にかぎっていえば、世界恐慌になったりしたときに保険として強いので、ある程度の資金量になったら少しもっておくのは方法です
ただ、最初からわざわざ買うものではないな、というのが僕の意見です
投資信託の選び方
投資信託いろいろありますが、基本は
投資の種類として「株式」と「債券」
投資先の国「先進国」「新興国」「日本」
とわけるとわかりやすいです
つまり
- 先進国株式
- 先進国国債
- 新興国株式
- 新興国国債
- 日本株式
- 日本国債
組み合わせとしては、この6つの中から選ぶことになります
この6つは、それぞれ特徴があるので、その特徴を考えた上で選んでいきます
先進国株式
もっとも安定して成長が期待できます
先進国はやはり成長の中心であり、安定感があります
運用資産の配分としては多めにするのがオススメです
先進国債券
債券なので大きくもうかるものではありませんが、安全資産になります
とくに先進国であれば信頼性も高いです
ただ、為替の変動はうけますので、準安全資産といえます
新興国株式
こちらは安定感にはかけますが、大きく成長できる可能性があります
不安定なため、資産配分を多くするのはオススメできませんが、組み入れることで全体のポートフォリオの安定感は高まります
新興国債券
実は、これはオススメではありません
債券というと安全資産に思いますが、新興国の場合は不安定です
また、成長過程の国ということもありインフレリスクも高く、債券でのリターンがふっとぶ可能性があります
わざわざ選ぶ必要はないかな、と思います
日本株式
日本をどう見るか、でかわりますが、日経平均株価で判断するならあまり成長していないともいえます
なじみがあり、為替リスクもないことから、気持ちとして安心しやすいので組み入れてもいいと思いますが、資産配分としてはそこまで大きくしなくてもいいと思います
日本債券
この6つの中ではもっとも安全な資産です
債券ということ、あと日本に住んでますので円建て資産は為替リスクがない、ということです
安全に投資をするためには絶対に組み入れたいところですが、リターンは大きくないので資産配分として、そこまで多くなくてもいいとは思います
一方で、たとえば60才ぐらいになって、ある程度資産ができていて、あまり資産を減らしたくない、というのであれば、多めに保有するのはとってもオススメです
先進国株式は安定の成長
新興国株式は不安定であるがポテンシャルあり
日本株式は成長はやや?ですが為替リスクなし
先進国債券は為替リスクあるが安心感あり
日本債券はあまりプラスにならないが、一番安全
ポートフォリオ例
ポートフォリオの例を考えてみます。
今回は、
- ざっくりと20才でガツガツふやしたい派のポートフォリオ
- 40才でほどほどを狙いたいポートフォリオ
- 60才で安全に運用したいポートフォリオ
というイメージで組んでみます
ガツガツのポートフォリオ
ざっくりと株式9割、債券1割で組みます
- 先進国株式:70%
- 新興国株式:20%
- 先進国債券:5%
- 日本債券:5%
ガツガツとはいいつつ、リスクはそこまでとりたくないので、新興国株式はとりいれつつも安定の先進国株式を多めにしています
債券は日本と先進国でわけました
成長をみこんでのアグレッシブめな組み合わせです
弱点は安全な債券がすくなく、95%が外貨建てなので為替リスクをモロにうけます
「日本が沈むが、世界は成長する!」と考えたらコレでOKです(笑)
リスクはある程度あるので、資産が目減りしても収入でもりかえせる、という働き盛りにおすすめな組み合わせです
ほどほどポートフォリオ
株式7割:債券3割で組みました
- 先進国株式:40%
- 日本株式:20%
- 新興国株式:10%
- 先進国債券:10%
- 日本債券:20%
ほどほどにせめつつ、守りもいれる感じです
外貨建てが6割、円建てが4割になっていますので、為替リスクもほどほどにさけてます
成長しつつも安心感がそれなりにあるポートフォリオです
イメージとしては40才を過ぎてきて、家族にかかるお金がふえつつも老後が心配になった時期に、成長はしてほしいけど、安定感がないと不安になってしまう、そんな感じにぴったりかな、と思いました
安全ポートフォリオ
株式4割:債券6割で組みました
- 先進国株式:30%
- 日本株式:10%
- 先進国債券:20%
- 日本債券:40%
安全、といいつつも、ある程度ふえてくれなければ困るので先進国株式の比率をある程度維持しつつ、債券の割合を増やしています
外貨建て、円建も半々なので為替リスクも回避です
そんなに資産は増えませんが、減ることもあまりないため60才以降で収入がへっても安心感あります
60才ぐらいまでに、しっかりと積み立てていくことができれば、配当金だけでも月々5〜10万円相当はあると思います
年金と組み合わせれば、けっこう安心感ありますね
資金が必要になれば投資信託を解約してもよいので、減らさない運用という意味ではこの配分も悪くないと思います
さいごに
ちなみに、投資信託で手数料を安いのはどうみつけるの?ということに関してはコチラの記事
投資信託を買うには証券口座が必要です
僕がメイン使っているのは楽天証券です。迷うなら、迷う時間がもったいないので楽天証券にしましょう(笑)
ほか、SBI証券もよいです
SBI証券のオススメポイントはこちらの記事で↓