投資信託は、わたしみたいな初心者がはじめるならピッタリですね!
ぜひはじめてくださいね!
ただ、投資信託をはじめるなら知っておかなければならないことがあるんです!
第5回講座では、投資信託は低リスク中リターン投資であり、初心者にとってもオススメであることをお話ししました
いまスグにでも、投資信託をはじめていただきたいのですが、投資をするなら絶対に知っておかなければならないことがあります
それは
『税金』
です
投資信託にかかる『税金』を理解せずにはじめると、計画が大きくくずれてしまうことになります
また、税金が免除される制度があるので、使っていない!となるとおおきな損失になります
最低限知っておかないといけない、投資にかかる税金と、その対策をお話しします
投資信託にかかる税金を知る
税金は利益にたいして20%かかる
積立NISAを利用すると税金がかからない!?
メンドウだから!とさけていた人も、投資をするならゼッタイしておいてほしい知識です!
※ちょっとこまかいですが、金融庁のHPでは「つみたてNISA」となっています
投資信託にかかる税金を知ろう
投資信託には実は税金がかかるんです
え?税金がかかるの??
そうです!税金かかるんです!
だいじなことですが、ぼくもはじめは知りませんでした!
投資信託にかぎりませんが、投資には税金がつきものです
投資信託の利益に税金がかかる
税金がかかるのは、投資信託をかってあと、値上がりしてプラスになったところです
たとえば、100万円分の投資信託を買って150万円になったとします
つまり、50万円のプラスになっていますが、ここに税金がかかるんです
利益に対して税金がかかる、と覚えましょう!
もうかったところに税金がかかるのかぁ
ん?でもどれだけかかるの?
さて、どれだけ税金がかかるのでしょうか?
かかる税金は20%
さきほどの答えです、もうけに対してどれだけ税金がかかるのか
20%
です
けっこうかかりますねぇ…
今回のケースでみていきましょう!
今回の場合だとプラスになった50万円に20%の税金がかかるので、支払うべき税金は
10万円
です
50万円増やすのにこんなに苦労したのに10万円とられるのか….
そうなんです
投資信託に限りませんが、投資で出た利益には税金がかかるんです
税金は、国の大事な予算になるので、自分の生活をゆたかにしてもらうためには必要ではありますが…
できたら、払うのは少ないほうがうれしいですよね
…と思ったら、その税金をすくなくする方法があるんです!
積立NISAとは税金が免除される制度
積立NISAってきいたことありますか?
NISAというのは、税金を免除してもらえる制度です
さっきの例だと、10万円が税金でとられていましたが、その税金がかからなくなるというものです
え?すごいっ!
そうなんです!税金がかからない、というのはすごいメリットです!
手数料と税金は、確実にかかってくるものですので、ここをコントロールできるかで投資のパフォーマンスはかわってきます
メンドウだから、、、とやっていなかったひとは、ぜひはじめてほしいです!
積立NISAってサギじゃないの?
なぜか、知り合いによく言われるのですが、 積立NISAの税金優遇ってなんかアヤシイ…サギなのでは?と言われます
積立NISAはサギでもなんでもなく、そもそも国の制度です
国が「税金免除するからがんばって投資してね」と言っている制度なんです
貯蓄志向の強い国民が、投資に資金をまわすと経済がうるおう、という目的かもしれませんし、年金などで十分な保証ができなくなるから、自分たちでなんとかしてね、ということもかもしれません
いずれにしても、国が積極的にすすめている制度ですので、サギでもなんでもありません
積立NISAは国の制度です
安心して利用しましょう!
積立じゃないNISAもあるってきいたけど?
NISAにもふつうの「NISA」と「積立NISA」の2つがあります
ふつうのNISAをここでは「無印NISA」とよぶことにします
どちらかを選ぶ必要があるのですが、初心者講座では「積立NISA」のほうをオススメします
無印NISAと「積立NISA」の違いを
- 税金の免除期間
- 年間の利用額
- 選べる商品
この3つの視点からみていきます
税金の免除される期間がちがう
税金は、さすがにいつまでも免除されるわけではありません
期間がきまっています
無印NISAは5年間、税金免除です
積立NISAは20年間、税金が免除されます!
同じ額をいれるなら、積立NISAの方がオススメです!
年間の利用できる額がちがう
無印NISAは年間120万円、積立NISAは年間40万円です
利用できる枠がおおきいほうがいいのでは?
それはそうなんですが、利用枠は、その年しか使えないんです
使えなかった場合、来年にもちこせないのでモッタイナイんです
貯金があればべつですが、いきなり年間120万円の投資はなかなかキビシいひとも多いとおもいます
年間40万円も、投資はじめたての人からするとそれなりのハードルです
NISAの枠はその年にしか使えませんので、やるなら満額いれたいところです
しかも、税金の免除期間は積立NISAの方がながいことから、まずはつみたてNISA
のほうがオススメです!
まずはできるところからコツコツやっていきましょう!
選べる商品に差がある
つみたてNISAは一部の投資信託のみですが、無印NISAは株式やETFも購入することができます
商品の幅がひろいなら無印NISAのほうがいいのでは?
たしかにそうなんですが、幅広すぎることで選ぶのがタイヘンというデメリットもあります
商品の幅、という意味では無印NISAのほうが良いです
ただ、NISAは10年、20年と長期でもちつづけることを考えて選ぶので、なんでもオススメなわけではありません
つみたてNISAで選べる投資信託というのは、当ブログでもオススメするような優良ファンドが多いので、選ぶ失敗がすくなくなります
なので、この講座では「積立NISA」のほうをオススメします
「無印NISA」より「積立NISA」がオススメな理由
- 税金免除が20年と長い
- 年間の利用枠を使い切りやすい
- 選べる商品がしぼられているので失敗しにくい
結局どれぐらいオトクなの?
積立NISAは20年間の税金が免除される制度で、オトクということはわかっていただけたと思いますが、実際どれぐらいオトクなんでしょうか?
月々3.3万円を20年間つみたてて、年率7%でまわせたとします
そのグラフがこちらです
元本が792万円に対して、利益がプラス927万円の総額1719万円になりました
927万円もプラスになるなんて…すごい!
あれ?でも、ふつうなら927万円に税金がかかるから…
そうですね、ふつうならプラスになった利益に税金がかかるので、このシミュレーションだと927万円に税金がかかります
20%の税金がかかるので…
税金の額は185万円!
かなりはげしいですね…
これが、積立NISAをつかって運用をしていれば、なんと!全額免除です!
積立NISAは185万円が手に入る制度、と考えればつかわない手はないですね!
積立NISAを申し込もう!
さて、積立NISAのメリットを理解していただけたところで、次にでてくるギモンです
積立NISAってどうやったらはじめられるんだろう?
そうですね、どうやったらはじめられるか分からなければ、そもそもはじめられません
でも、実はけっこうカンタンです
証券口座をひらく時にもうしこめる
ネット証券だと、証券口座を申し込むときに、同時に申し込めるところが多いです
「積立NISAもうしこみますか?」
ぽちっ!
だけのカンタンさです(笑)
僕がメインで使っている楽天証券も、証券口座を開設するときに積立NISA口座も同時に申し込めます。
もし、楽天証券ですでに証券口座をお持ちの人であれば、楽天証券のWEBページからも申し込めます
たしかにカンタンですね!
申し込んでから開設までにすこし時間はかかりますが、やることはカンタンです!
証券口座の比較した記事もあります→投資信託でポイントが貯まる証券会社ランキング
補足:カード積立がオトク
楽天証券で開設した方のみになりますが、つみたてNISAで楽天ポイントがたまるんです
つみたてNISAの引き落としを楽天カードで行うことで、最大で月500ポイントがたまります
年間6000ポイントですね
これはオイシイです
楽天カードは年会費無料で、新規申し込みでポイントももらえるので、この機会に申し込んでみてください
僕も楽天カードのヘビーユーザーです!
まとめ
基本的な内容ではありますが、投資をはじめたばかりだと意外と「税金」は見落としがちです
僕もはじめは知りませんでした
税金で20%もとられるって、おっきいことですよね
しかも、NISAの存在も知りませんでしたので、税金の分を損していました
資産運用のにおいて、税金の対策ができるという情報はしっかりとおさえておく必要があります
投資の基本はかわらなくても、制度はどんどんかわっていきます
日々、勉強して、有利に投資をすすめていきましょう!
「初心者向け資産運用講座」はいったんここでおわりです
まだまだお話したいことはあるので、また一緒に勉強していけたらうれしいですです!
よろしければ、この講座を知り合いにひろめてください!
- 投資信託の利益に対して税金がかかる
- かかる税金は20%
- 税金が免除されるNISAという制度があり
- 無印NISAよりも初心者は「つみたてNISA」がオススメ
- 税金の制度をまなぶことが、資産運用にとってとても大事
【初心者向け資産運用講座】
①資産運用はするべきかな?と迷っている人へ
②資産運用の入り口:支出と収入を深掘りする
➂安全な資産運用3つのキーワード「長期・積立・分散」
④資産運用の種類を解説:リスクとリターンで考える
⑤安全な資産運用には「投資信託」がオススメ
⑥投資信託を始める前に絶対やっておきたい積立NISA