こどもが生まれた!
やっぱり学資保険必要だよなぁ、、、でも、ジュニアNISAを勧めている人もいるし、どう違うのかな?
という疑問を考えていきます
僕のオススメは、「資金余力がある程度あるなら学資保険とジュニアNISAの両方」です
なぜ、そう考えるか?を順番に説明しますので、それに応じて自分にあった作戦を考えてください
- 学資保険とジュニアNISAの違い
- 受取額でみるならジュニアNISA
- 確実性でとるなら学資保険
- おすすめする理想は両方
学費は本当にかかります
大学なんか行かなくても良い論もありますが、だからといって資金を全く用意しないのは危ないです
子どものかなえたい夢によっては、大学でしかできないこともあるんですから
今回は、学費をまかなうために、学資保険とジュニアNISAの2つをどう考えるか?をテーマにします
学資保険とジュニアNISAの違い
そもそもの違いについておさらいします
学資保険
学資保険は有名なのでイメージしやすいのではないでしょうか?
月々積み立てていく貯金みたいな感じで、大学入学のときから引き落とせます
よくある基本プランが18歳時に100万円(入学金+年間授業料のイメージ)、以後1年ごとに50万円(授業料)を4年受け取る感じです
保険ですので、万が一、支払者が死亡時には保険金の支払いが免除されます。
まさに保険ですね
ジュニアNISA
ジュニアNISAは証券会社に口座をつくり、資産を運用するものです
2023年まで年間80万円まで積み立てることができます
積み立てたものは、実質現金としてそのまま置いておくこともできますし、投資信託として運用することもできます
一般的に、株式での運用益は5%と言われているので、単純に計算すると18年後には約2倍になります
運用をすることで得られた利益は、通常20%ほどの税金がかかりますが、5年間は免除されます
また保険ではありませんので死亡時の保障はありません
●学資保険は、保険なので死亡時の保障がある。保証付きの貯蓄みたいなイメージ
●ジュニアNISAは積み立てる資産運用。保険ではないので、死亡時の保障はない
確実性か、受取額か
学資保険とジュニアNISAの違いを理解するためには
- 確実性
- 受取額
この2つを考えると分かりやすくなります
確実なのは学資保険
学資保険は、積み立てれば受け取れることが確定します
また死亡時の保障があることから、いわゆる万が一にそなえることができるものです
ただ、デメリットとしては、積立額に対して受取額は多くありません
最近調べたものだと、最終的に積み立て合計額に対して10%プラスされるぐらいでした。
年率換算で1%ですね
銀行に預けるよりはずっといいですが、投資の視点からすると低いです
受取額でみたらジュニアNISA
ジュニアNISAを投資信託で運用したとすると、一般的に株式の長期リターンは平均で年率5%と言われています
積み立てて18年間おいておくと約2倍になります
学資保険では積み立て合計にプラス10%なので、ジュニアNISAの圧勝です
しかし、ジュニアNISAにも弱点があります
- 元本割れリスク
- 死亡時の保障がない
という2点です
運用が前提になりますので、年率5%よりも、さらに良いリターンが得られる可能性がある一方、元本割れの可能性もあります
また、ジュニアNISAはそもそも保険ではないので、死亡時の保障がありません。支払者が死亡したら、それ以上は増えません
結局どっち?
色んな意見がでてくるところですが、僕自身の答えはコチラです
・ある程度の余裕があれば学資保険とジュニアNISAの両方
・資金が厳しければ学資保険
・超余裕があればジュニアNISAのみ
期限が決められると投資は弱い
「大学入学時に引き出したい!」とお金を使いたい時が決まると、投資での運用はそこそこリスキーです
投資をすると、あがりさがりしながら長期的には成長します
しかし、使いたい瞬間に一気に下がる可能性を無視できません
たとえば、コロナショックで大暴落しましたが、それは大学資金が必要になる3月でした。
幸い、数ヵ月で戻りましたが、年単位でもどらない可能性もあります
死亡リスクをどう考えるか?
60才までの死亡率は6.8%だそうです
これを高いとみるか、低いとみるか
60才までに15人に1人が死ぬ、ということです
ぼくがいっていた小学校は1クラスが30-40人だったので、クラスメイトのうち2人が60才にはいない、ということですね、ありえそうなリアルな数字
この死亡率を高いと考えたら保険が必要で、低いと考えたら投資のほうが旨味があります
一般的には低めととらえると思います
リスクヘッジもしつつ利益狙うなら両方
どっちか、という考え方だといずれも不安定さがぬぐえません
投資も、安全を重視して債券だけにしかいれなければ増えませんし、株式ばかりだと危険です
投資では安全資産とリスク資産をイイ感じにブレンドして持つはずです
となると、学資保険でベースを作りつつ、ジュニアNISAで運用益をしっかり狙っていく、という作戦がなりたちます
資金が足りないなら学資保険で
しかし、学資保険もジュニアNISAも両方しようとすると、かなりの額になります
十分な資金を回せない状況であれば、学資保険のほうをおすすめします
理由は、投資と同じ視点で、貯蓄形成できていないのにリスク資産に投資したら悲惨、、、という考えからです
ムリない範囲で、ジュニアNISAか現金貯金も
よくある学資保険が2年目以降、年間50万円ですが、もし私学にいったり、ひとり暮らしをしたりすると絶対的にたりません
ある程度そなえる意味で、例えば月々3000円とかでもジュニアNISAか現金貯金をしておくとより安全です
保険はかけすぎないが基本だが
保険は、何かあったときの備えであり、何も起きない可能性も十分あるので、かけすぎないのが基本です
しかし、(行くことを前提に考えるなら)大学費用は必ずかかるものなので、そなえる必要があります
現金でそなえてもいいのですが、それなら少しでもリターンがあり、保障もある学資保険は良いと僕は思います
ただし、学資保険はかけるにしても最低額でOKです
「かけすぎない」、が基本ですから
本日は以上です!
ジュニアNISAって、結局は投資信託への投資なんだ、でも、よく分からないから勉強したいな、という人は、こちらの3冊をドウゾ
この3冊を読めば、ジュニアNISAの運用に必要な投資信託の知識はほぼ手に入ります