投資の勉強していたら、ETFっていう言葉でてきた
調べてもよく分からなかった…
投資信託とは違うんだろうか?
なんでもいいから、とりあえずどんなETF買えばいいか知りたい!
こんな疑問について考えていきます
・ETFとは何なのか?できるだけシンプルに解説
・投資信託との違いについてポイントをおさえて解説
・はずさない、ETFの銘柄はこれだ!
投信の勉強をしだすと、ETFという言葉がでてきます。とりあえずググッてみるけど、「よくわからん」という人も多いんじゃないでしょうか?
できるだけシンプルに解説しつつ、みんなが分からなくなる投資信託との違いと合わせて解説します
また、結局知りたいのは、ETFが何なのか?というより、儲かるETFはどれだ?ということだと思うので、僕のオススメも合わせてお答えします
ETFは株などの詰め合わせパック
ETFとは「株などの詰め合わせパック」です。株以外に債券や不動産、金などの詰め合わせもあります。
たとえば、「日経225ETF」、というものがあります。これは日本の会社225社の詰め合わせです。つまり、日経225ETFを買えば225社に投資をしているのと同じ意味になります。
もしかすると、ここであれ?と思う人があるかもしれません。そう、ETFは投資信託と同じなんです
投資信託ってなんだっけ?という方はコチラの記事を先に読んでいただけたらと思います
投資信託とは違うの?
そうすると、ETFと投資信託とは違うんだろうか?という疑問がでてきます。投資をする観点からでの違いをみていきます
買付手数料
買う時の手数料に違いがあります
今ある投資信託のほとんどは買付手数料は無料(ノーロードといいます)です。ETFは買付手数料が必要です(一部の証券会社の一部の銘柄は無料ですが、一部です)
信託報酬
ETFも投資信託も株などの詰め合わせパックなので、詰め合わせをプロに管理してもらっています。その管理費を信託報酬といいます。
ETFも投資信託もどちらも信託報酬はかかりますが、ETFのほうが一般的には安いです
買える時間帯
ETFは売買している時間帯であれば、いつでも買うことができます。投資信託が買えるのは1日に1回、その日の株式の取引がおわってから価額が決められて買うことができます。
また、ETFは指値といって、この値段なら買います!という指定をすることができますが、投資信託は決められた値段で買うしかありません。
鳥モモ肉が100g148円まで下がったら300g分買います!と指定できるのがETFで、鳥肉を300円分ください!と宣言して、結果的に今回100g150円になったので200gお渡しします!というのが投資信託です
なんとなく、違いわかりました?
自動積み立て設定
投資信託は、毎月の自動積み立ての買い付け設定を多くの証券会社でできて、非常に便利です。ETFはSBI証券をのぞき、自動の買い付けが設定できません
ちなみに、SBI証券はETF自動買い付けができる現在、唯一の証券会社であり扱い銘柄も多く、申し込みもネットのみで完結して便利なので解説しておいて損はありません
分配金
分配金という、年1~数回にわたって現金がだされます。資産形成という点においては、くばられた分配金をまた投資にまわすほうが資産増えやすいです。
これを再投資といいますが、再投資が自動でできるのは投資信託です。ラクチンという点では投資信託ですね
- 全世界株式は、世界中の幅広い企業に投資する
- 一般的にS&P500に近い動きをする
ETFと投資信託どっちがいいの?
ETFと投資信託は株などのパック商品ということが分かり、買付手数料などで違いがあることが分かってもらえたと思います。しかし、じゃぁ、どっちがいいの?ということが知りたいと思います。
ETFと投資信託がオススメな人というのを、次のようにわけてみました
■投資信託がオススメのひと
面倒はいや!シンプルに簡単に積み立てて放置しておきたい
販売価格(債券価格)が上がれば、利回りは低下する
もう少し掘り下げます
投資信託がオススメのひと
ETFと比べたとき、投資信託のメリットは利便性です
自動の買い付け設定ができ、分配金の再投資もできるので、最初に設定さえすれば本当に放置しておくだけで大丈夫です。
つまり、投資信託のほうがラクチンなんです。こまかいことはできるだけしたくない!という人には投資信託の方がオススメです
ETFがオススメのひと
投資信託と比べると、ETFのメリットは安い信託報酬とリターンです
買い付け手数料がかかるのがツライところですが、長期のリターンからすれば買い付け手数料は高くありません
デメリットとしては、分配金をそのまま再投資できないことや、海外ETFなら分配金の二重課税がされてるので確定申告しなければ税金で損します
なんのこっちゃ?めんどう!と思ったら、まずは投資信託、慣れてきたらETFという流れでよいと思います。
投資信託とETFの実際の差
例をみてみます
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」という投資信託があるのですが、これは「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」というETFを買っている投資信託です
つまり「楽天全世界株式インデックスファンド」は中身は「バンガードトータルワールドストックETF」ということで、2つは同じということです
同じハズの2つを比べます(2021年3月11日調査)
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(投資信託)
買い付け手数料:なし
信託報酬:0.212%
1年リターン:29.60%
3年リターン:10.84%
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(ETF)
買い付け手数料:0.495%(上限22米ドル)
(楽天の場合)
信託報酬:0.08%
1年リターン:30.79%
3年リターン:10.69%
(外貨ベース)
リターンはほぼ一緒ですね。信託報酬は結構違って、差は0.13%です。
100万円分買ったとすると、投資信託のほうが年間1300円多く支払うことになります。
ETFの買い付け手数料は一気に買えば上限の22米ドル(約2400円)、バラバラに買ったとすると4950円です
つまり、買付手数料の差は4年もたてば逆転するので、長期保有ならETFのほうが有利なんです
- 面倒なのいや!どっちがいいか迷う!という人は、まずは投資信託がラクチン
- もっとリターンが欲しい!多少の面倒なことならやる!というひとはETF
どのETFがオススメなの?
ETFに興味がでてきましたでしょうか?
とはいっても、ETFも山のように商品があります。オススメは米国ETFですが、それもたくさんあります。正直選べないと思うので、2つチョイスしました
VOO(S&P500の株式に投資)
「VOO」という銘柄があります。投資の世界では有名すぎるほどのバンガード社が運営しています。
S&P500という米国を代表する500の会社がくみこまれた指標があり、それに基づいて投資されています。S&P500は非常に堅調な成長を100年以上続けていることから信頼性は非常に高いです
実際、この1年間はコロナショックもあいまって、1年間で1.5倍にも増えています
経費率も0.03%と、タダみたいなぐらい安いです。
VT(全世界の株式に投資)
VOOはアメリカの代表企業に投資するものですが、VTは全世界に広く投資をします。こちらもバンガード社のものです。
とはいっても、アメリカの企業は大きいので、VTの中に占めるアメリカ企業の割合は多く、VOOと似た値動きをします。
経費率は0.08%とVOOより高くなりますが、ここまでの低い水準になると誤差ですね。
もし、これから30年先とかにアメリカ経済が傾く、と予想すればVTの方がいいかもしれません。
まとめると
いや、さすがに自分が死ぬまではアメリカは大丈夫だろう!と思ったら、わずかでも経費率の低いVOOがオススメ
アメリカは未来にもしかしたら傾くかも、、、と思ったり、世界に広く投資したい!とおもったらVTがオススメです
悩んだら、経費の低いVOOにしておけば間違いないです
ちなみに、VOOにしてもVTにしても口座を開いてなければ買うことができません。
まだ口座を開いていない人がいれば、とりあえず開きましょう。口座を開くだけたらタダですから。
おすすめの証券会社は?
おすすめの証券会社は楽天証券か、SBI証券です
楽天経済圏を使い倒したい場合は楽天証券です
ちなみにSBI証券はけっこう最近に口座開設したのですが、ネットだけで簡単に手続きが終わったのでラクチンでした。
どちらも好みでどうぞ~
ぜひ、ETFでしっかりと安定した資産形成にがんばっていきましょう!!!