S&P500に連動するインデックスファンドでETFと投資信託あるけど、どっちがいいのかな?
ETFのほうがもうかりそうだし、でも、投資信託のほうがラクそうだし….
判断材料は、まだ少ない現状ですが、現時点での最適解を目指します
S&P500連動のETFと投資信託を比較
ETFと投資信託の違いを確認
ETFのほうがオススメだが、ラクチンは投資信託
S&P500というアメリカの主要企業500をまとめた指標です。この指標にそったインデックスファンドのETFは堅調な成長をとげています。最近、日本の投資信託で、そのアメリカのファンドに投資する投資信託がでてきています
本家はETFなので、本家のほうが成長はよさそうですが、どれぐらい差があるのか?投資信託に投資するメリットはあるのか?ということを検討していきます
その前に、ETFとか投資信託って、あまりよくわかってません!という人はコチラをドウゾ!
答えを先に言っちゃうと
投資信託のほうがラクチンですが、おすすめはETFです!
ETFも投資信託も知ってはいるけど、「インデックスファンド」ってなんだろう?という方はコチラをどうぞ!
結論:ETFがおすすめ
S&P500連動のインデックスファンドに投資するなら、投資信託よりも本家ETFのほうがおすすめです。
投資信託とETFの銘柄をふりかえりながら考えていきます
S&P500連動のETF➡VOOの特徴
S&P500に連動するETFとしては、僕の好きなVOOがあります
VOOのリターンや手数料をまとめました
【VOO】
■経費率:0.03%
■トータルリターン(年率)
<外貨ベース>
1年 30.98%
3年 14.08%
10年 13.38%
<円貨ベース>
1年 13.14%
3年 10.09%
10年 16.27%
(出典:モーニングスター データ基準日2021/2/28)
やはり、VOOすごいですね。年に0.03%しか手数料がかからないのに、10年のトータルリターンが年率10%オーバーです。株式の平均的な成長が年率5~7%と言われいるので圧倒的ですね!
S&P500連動の投資信託:eMAXIS slim米国株式
低コストで有名なeMAXIS slimシリーズで、S&P500連動の投資信託がeMAXIS slim米国株式(S&P500)です
米国株を買いつけているファンド(マザーファンド)に投資をするスタイルをとっています。つまり、間接的に米国株を買っているファンドというわけです
楽天証券の図をお借りします
間接的に買っていることから、コストとしては少しあがっちゃいます(といっても割安です)
eMAXIS slim米国株式の特徴をまとめます
【eMAXIS slim米国株式(S&P500)】
■信託報酬:0.0968%
■トータルリターン(年率)
1年 26.64%
(出典:モーニングスター データ基準日2021/2/28)
2018年7月3日に設定されたファンドなので、長期の成績は不明です。
しかし、他のファンドと比較すると超低コストで良いリターンをたたきだしています
基本的には本家ETFの方がリターンが良い
本家ETFの方がコストが安いため、リターンが良いです
eMAXIS slim米国株式は直接買い付けでなく、マザーファンドへの投資なので、ここでコストがかかります。実際、費用の差が約0.07%/年あります(厳密には信託報酬と経費率は違いますが、ここでは同じとします)
1000万円預けていれば、1年で7000円、30年で21万円の差になります。0.07%は誤差ともいえますが、安い方がいいにきまってます
為替変動はかなり予想しにくい
本家ETFに注目していただくと、外貨ベースか円貨ベースかでかなり変わります。いわゆる為替変動リスクです。円安か円高かでリターンが大幅にかわります。
直近1年、3年のリターンは外貨ベースのほうが良いですが、10年リターンでは円貨ベースのほうが良くなっています。つまり予想しにくいのです。
為替変動は非常に予測がしにくく、直前の変動でもかわるため、基本的には外貨ベースでみたほうが見誤りにくいです
コストが安いほうがいいので、ETFを選びましょう
ETFも投資信託も、どちらも同じ指標に連動して投資をしているなら、理論的にはリターンはほぼ同じになるはずです
リターンが同じであれば、コストがモノをいうので、コストが低い本家ETFのほうがトータルでリターンが多くなります
投資信託のほうが良いひともいる
では、投資信託のほうにメリットがないか?というとそうでもありません
投資信託のほうをオススメする場合をまとめました
<投資信託のほうのメリット>
・少ない額でも投資ができる
・自動で再投資してくれる
・確定申告する必要がない
順番に見ていきます
少ない額でも投資ができる
ETFはある程度まとまったお金が必要ですが、投資信託は少ない額でも投資ができます。
eMAXIS Slim米国株式なら、100円から投資ができます
本家VOOは調べたときで1株365.24USドルだったので、最低でも約4万円が必要です
4万円単位よりも、100円単位で買えるほうが買いやすいですよね
自動で再投資してくれる
投資信託もETFも分配金(配当金)というおこづかいをくれます。分配金を再投資にまわすことによって複利を効かせることができ、資産形成のスピードがあがります
投資信託では、設定すれば自動で再投資してくれるのでラクチンですが、ETFはしてくれません
再投資したいけど、めんどうなことしたくないなぁ、だったら投資信託のほうがオススメです
確定申告の必要がない
実は、ETFの分配金は確定申告しないと損です。分配金に課税されますが、アメリカ本国で課税され、さらに日本でも課税されています。いわゆる二重課税です。
そのため、ETFは確定申告をすることで納めた税金の一部がもどってくるんです。まぁ、確定申告しなくても怒られはしないので、しなくてもいいんですが、、、損はしますね
投資信託の配当は二重課税にはならないので、確定申告とは無縁です
まとめ:最適解はETF
投資信託のほうがラクではあるのですが、本家ETFは手数料が少ないので、リターンをみれば最適解はETFです
<こんな人は絶対ETF!>
・まとまったお金を準備できる
・再投資は自分でする
・確定申告もできるよ!
というわけで、基本的にはETFを選んでほしいですが、上記をめんどうだなぁ、と思った場合は投資信託にしておくのも悪くありません
ただ、言えることとしては
ETF・投資信託、どちらを選んでも、何もしない人とくらべて圧倒的に良いパフォーマンスをうけとることができます
がんばって、コツコツ投資していきましょう!
というわけで、参考になれば幸いです!